一級建築士試験に合格した。お祝いと勢いで、村野藤吾のプリンスホテルに泊まった。ぴたりとくっつきながらもっと近くにいたくてさみしくなった。離れていて寂しいのは仕方がないが、近くにいてもだったら、これ以上どうしてあげることもできない、と話して、たしかに、と思った。不安な気持ちにずうっとつきまとわれていたわりに、すべてがうまくいった1年だった。目先の触れるしあわせを心配ごとで埋め尽くさないように気をつける。来年は、いま以上にもっと、いい時間のたくさんある年になる。
2021年12月31日 午後11:59